『リバース』感想

『リバース』感想

2017年4-7月期、私が観たドラマの中で一番面白かったのがこれ。
視聴者に何を伝えたいのか が明確なうえに、
脚本・演出・出演者それぞれが、
1シーン1シーンを実に丁寧に作り上げていて、
メインとなる青年たちの弱さ・痛み・複雑で奥深い感情等々が、
無理なく伝わって来ました。
また、苦しかったり辛かったり胸を痛めることが多い状況が続く中、
自然かつ絶妙に差し込まれたかすかなユーモアに
救われた気分にもなりました。

藤原竜也さんのちょっとおどおどしていてダサい感じがとても良かった。
この人の役掴みの的確さには本当に驚かされます。
舞台出身でもあり、映画などでもよくオーバーアクト感のある
演じ方をする人ですが、
今回はそういった自分に沁みついたイメージをことごとく払拭していて、
改めて彼の「演技の凄さ」を見せつけられた気がします。

藤原さんとともにメインキャストとなった戸田恵梨香さん、玉森裕太さん、
三浦貴大さん、市原隼人さんの抑制の効いた演技も見ごたえがあり、
門脇麦さん、趣里さんら若手や、
武田鉄矢さん、片平なぎささん、志賀廣太郎さん、YOUさんら、
力のあるベテランとのバランスもとても良かったです。
そして、すべての発端となる小池徹平さん、
きらきらした笑顔の底にあるかすかな陰影が、
ちゃんと画面に焼き付いていたことが嬉しかったなぁ。

広沢(小池徹平)の命の重さを背負う覚悟をすることによって、
本当の大人へと歩み始めた深瀬(藤原竜也)、浅見(玉森裕太)、
村井(三浦貴大)、谷原(市原隼人)‥
彼らの「これから」も、見てみたい気がしました。

演出に、『ふたつのスピカ』以来ずっと気になっている
塚原あゆ子さんの名前があったのが嬉しかった。
(三代目明智もこの人の演出だったんだよなぁ)
あ、それから、主題歌(シェネル「Destiny」)が、めちゃくちゃ
かっこよかったです。


『 リバース 』     
演出:塚原あゆ子 山本剛義 村尾嘉昭  原作:湊かなえ『リバース』
脚本:奥寺佐渡子 清水友佳子 プロデューサー:新井順子 
音楽:横山克 主題歌:シェネル「Destiny」
製作:ドリマックス TBS
出演:藤原竜也 戸田恵梨香 
玉森裕太Kis-My-Ft2小池徹平 三浦貴大 市原隼人
門脇麦 趣里 
バッファロー吾郎A 尾上寛之 山崎裕太 夏菜 堀部圭亮 いしのようこ 山崎銀之丞
志賀廣太郎 片平なぎさ YOU 村井國夫 武田鉄矢
公式サイト

『リーガル・ハイ』(第11話=最終回)感想

リーガル・ハイ』(第11話=最終回)感想
古美門研介(堺雅人)の外見からしてマンガチックだったので、
単純にコメディと思って観始めたのですが、
観続けるごとに、どんどんテーマが深まって来て、
にも関わらず、それを、ドラマとして重く見せない手法が秀逸で・・
ビビットでスパイシー、甘さも緩(ゆる)さも徹底的に排除してるのに、
喜怒哀楽のバランスが絶妙で・・
それらが、最終回になって よりパワーアップした形で集約されて・・
私にとっては、回を追ってどんどん面白くなって来たドラマでした。


古美門の周囲の人間たち(新垣結衣生瀬勝久小池栄子
田口淳之介里見浩太朗ら)が魅力的だったことも大きかったし、
元妻(鈴木京香)や父親(中村敦夫)が出て来て、
古美門の過去が明るみに出たあたりから、
ますます彼のキャラクターに深みが増して来たのも大きい。


金を搾り取れる訴訟じゃないと本気を出さない性悪弁護士ではあるんだけど
そればかりとは言えない古美門の内面を知ってしまってるので、
どうしても嫌いになれないし、
思いがけないところにふいに正論が挟み込まれるので、
彼の主張を間違いとは言い切れないし。


何より、古美門のセリフは、聞いていてスカッとするんですよね。
それは、彼の言葉に上滑りなところがない、
ある意味、人間の本音を突いているからで、
そういうセリフを彼に吐かせた脚本・古沢良太さんによる力が
すごく大きいんだけど。


それと同時に、
やはり、堺雅人さんの徹底した役作りの凄さ、
セリフの明瞭さ・明解さには、驚嘆しないわけにはいかない。
あの おちゃらけマンガキャラに 確実に「人間らしさ」を注入し、
観る者を古美門ワールドに引きずり込んで、
コメディとしてもシリアスとしても抜群の説得力で、
強引に納得させてしまう・・
それは、本当に実力のある役者でなければ出来ない役作り。


そこまで徹底的に、完璧に、
古美門という人間を作り上げてしまった堺雅人さんに、
やはり今回も脱帽せざるを得なかったのが、嬉しいような、
でも、ちょっと悔しいような・・
私は何度彼の前にひれ伏さなきゃならないんだろう、
なんてことを考えて。(苦笑)


で・・
そういう とんでもない堺さんに、
いつか田辺さんと共演して欲しい、と思うわけです。
出来れば、探偵(田辺)vs犯人(堺)、という対峙の仕方で。


ちなみに・・
田辺誠一は、時に、羽をひろげ、フワリと自由に高みに浮く。
堺雅人は、飛べる羽を持ちながら、あえてそれをたたみ地上に留まる。
・・それが、今、私が感じている二人の俳優のイメージ・・
はたして、正解か否か。

『龍馬伝』(第21回/故郷の友よ)感想

龍馬伝』(第21回/故郷の友よ)感想
いや〜なんて面白いんでしょう、今年の大河ドラマは!
twitterはてなハイク)では何度か感想を書いてたのですが、
今回は、140字では到底収まりそうにないので、
本当に久々に(なんと初回以来!w)
こちらに感想を書かせてもらおうと思います。


仕事の関係で、全体の半分ぐらいしか観ることが出来てないんですが、
そんな中で、文句なく「今まで一番面白い!」と思ったのが、今回でした。
何だかねぇ、とにかくすごかった!です、
観ていて、何度心の中で感嘆符「!」が踊ったか分からない。


正直言うと、私は、今まで、どうも大森南朋さんの武市半平太
のめり込むことが出来なかったんですね。
もちろん、彼の演技は素晴らしかったんですが、
私の中で、勝手に、
武市半平太は、無条件で人を惹きつける「純粋な何か」
坂本龍馬とはまた違った形の)を持っている人、
というイメージが出来上がっていたので、
武骨で地味で重々しくて、まるで石みたいな(妄言多謝!)
大森・半平太には、イマイチ惚れ切ることが出来なかったんです。

だけど・・
今回の、武市と妻・冨の最後のシーンを観ていて、
その石の表面が、ポロポロと崩れ落ちて、
中から、やわらかで優しい心根こころねが浮び上がって来た時に、
何だかもう、本当に、大森南朋という俳優さんが演じて来た武市の、
一番核になる部分はここに隠されていたんだ!と、
ひとりで勝手に納得して、感動して、じんわりと泣かされて。


奥さんの奥貫薫さんがまた、
武士の妻としての奥ゆかしい佇まいを最後まで崩さなくて、
夫の登り詰めて行く姿も、堕ちて行く姿も、
ただひたすらに信じて、受け止めて、愛して愛して・・


そんなふたりが、向き合って、ゆっくりと朝餉をとる。
初めて、自分の弱さをさらす武市と、
それを慈悲深く包み込む妻と。
これからは、こんなことをしよう、あんなことをしよう、と、
ようやくふたりの静かな時間が訪れた時に、
容堂公(近藤正臣)からの容赦ない追っ手が・・(泣)

本当にね、こういうのがドラマの醍醐味なんだと思う。
脚本と、演出と、スタッフと、俳優が、相乗作用を起こすと、
こんなに美しくて深いシーンが生まれるんだなぁ!


そして、以蔵(佐藤健)。
『IZO』(劇団☆新感線の舞台。以蔵は森田剛)では、
まさに、最初から最期まで、ずっと野良犬 だったけど、
この子(とあえて言うけどw)は、ずっと武市の飼い犬だった。
もう本当に盲目的に武市を慕って言うことをきいて、
自分じゃ何も考えてなくて。

そして今・・
飼い主に捨てられた飼い犬が、野良犬になる悲劇を、
佐藤くんは、全身で表現してくれている。
何だか、IZOとは違う哀しさや切なさを、じわじわと感じてしまった、
あのオドオドした眼と「りょうま〜っ」と叫ぶ声に。



その龍馬(福山雅治)は、
何とかして武市を救いたい!以蔵を救いたい!と、
土佐に戻ることを、勝海舟武田鉄矢)に願い出るんだけど、
「おまえが行ったってどうにもならない」と諭される。


龍馬が、自分なりの攘夷を見出すシーンもそうだったんですが、
彼が勝にぶつかって行く、それを勝が返す、というところで、
龍馬にも、観ているこちら側にも、
本当にスコーンと気持ちよく抜けて行くものがあるんですね。

勝の言葉は、迷った者、悩んだ者が、
実は、自分周辺の小さいところにしか眼や心が届かない、
もっと俯瞰で見ると、いろんなものが見えて来る、
その「全体像を把握する必要性」を、示唆しているようにも思える。

よく「もっと視野を広げて見ろ」というけど、
勝は、そう言うだけじゃなくて、
そのやり方を、具体的に教えてくれている、
だから、もやもやしたものがスコーンと抜けたように感じるのかなぁ・・
・・と、これはあくまで私の捉え方に過ぎませんが。


「全体像の把握」というところでは、
長次郎(大泉洋)の存在、というのも、大きい気がします。
あのくりっとした眼wで、彼は、実にしなやかに、したたかに、
世の中の不条理に対する彼なりのファイティングポーズを取ってる。
龍馬が、さまざまなことに苦しんで悩んでいる間に、
彼は、流れる歴史の中の、揺らがない何か、に辿り着いている。


あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった』とか、
わが家の歴史』でもそうだったけれど、
大泉さんが演じる人間って、時代とか時間とか、そういうものを、
どこか他の登場人物とは違うところから見ているように思われます。
う〜ん、例えるなら、妖精パック・・って感じ?
いや、反論多数かもしれませんがw。


で、世の中の喧騒をよそに、
あいかわらずくすぶっている弥太郎(香川照之)。
いや〜、でもね、ほんと この人を見てると、
「庶民」というものの狡(ずる)さとか、いい加減さとか、
でもどこか愛嬌があるところとか、が的確に表現されていて、
憎々しいんだけど、憎みきれないんですよね。

道で偶然武市とすれ違った時、
彼らしい皮肉めいた言葉で、彼らしく武市を救おうとする、
ここもまた、とてもいいシーンだったように思います。


そして・・
材木が売れないことを、人のせい、世の中のせいにしていた彼が、
ついに「商売の極意」に辿り着く場面。

これねぇ、たとえが悪いかもしれないけど、
ガラスの仮面』で、ヘレンが井戸の水に触れて、物にはみな名前がある、
ということに初めて気づく、あのシーンを思い出してしまった。

つまり「閃き(ひらめき)」ってやつなんだけど。

隙間だらけの家に行って材木を売ろうとするんだけど、買ってもらえなくて
そこらへんのニワトリやイヌに当り散らして(家畜たち名演w)
で、ハッと閃いて言う、俺が修理するから材木を買ってくれ、と。

彼は知る、買ってくれない人を怨むより、
買ってくれる方法を見つけ出せばいい。
物を売るためには、おまけに心を付けることが必要だ、と。


いや〜、ここが私にはすごく興味深かったですね。
売れないことを人のせいにしていた弥太郎が、
ついに、商売には何が必要かを悟る、
そうして、あんなに売れなかった材木が売れるようになる・・
今後の彼の行くべき道が見えた瞬間、だったように思います。


まぁ、こんなふうに、ひとりひとりを観て行くと本当に魅力的なんですが、
実際に時代を動かす政変、みたいなところ、
つまり、マスとして変化して行くシーンは、ちょっと物足りなかったかなぁ。
八月十八日の政変、とか、あんなもんじゃなかったと思うんですが・・
(まぁ、あそこで天地人みたいなCG出されても困るけど)
う〜ん、そこまで求めるのは、貪欲過ぎるでしょうか。

『仁〜JIN〜』と『龍馬伝』(初回)感想

『仁〜JIN〜』と『龍馬伝』(初回)感想
『仁〜JIN〜』
2009秋クールの中で一番面白いドラマでした。
最終回、中途半端な結末だと不満を持った人が多かったようですが、
密度濃く作ってあったそれまでの1回1回を思うと、
あそこですべてに決着をつけるのは無理だし、
原作がまだ連載中ということを考えれば、
はっきりとした結末をドラマで描いてしまうのは、
難しいのかな、という気もしました。


ただ、『龍馬伝』の初回を観て思ったのですが、
仁(大沢たかお)が、
坂本龍馬内野聖陽)という人間と深く関わってしまった以上、
そして現代の知識と技術を持った医者である以上、
歴史の流れの中で、龍馬がどういう最期を迎えるかを知っている仁が、
彼を救おうとするのは当然だろうし、
けれど、彼を救えば、そこから先の未来は、おそらく、
野風(中谷美紀)を救った時よりも
(仁の未来(中谷)への想いの深さとは別なところで)
さらにさらに大きな変化が起きるだろうことは、
十分に予想されるわけで。


その時、仁がいったいどういう結論を下し、龍馬に接するのか、
そこのところを描いてこそ、
仁が「幕末」という時代にタイムスリップした意味があるのだろうし、
そこのところを描かなければ、
この物語が持つ壮大なテーマの核に近づけないのではないか、
という気がしました。
そうなってこそ、龍馬を内野さんが演じる意味があるのではないか、とも。


そのあたりを、いずれぜひ、映画よりも連続ドラマとして、
じっくり時間を掛けて、観せて欲しいと思いました。



大河ドラマ龍馬伝
過去二作が女性脚本家によって非常に綺麗に作られた、
そのことに対する私の超個人的な不満を、
見事に覆してくれたような気がします。


まず、何と言っても私好みだったのは、
主人公が、最初からデキた人間として描かれていない、というところ。
もともと弱虫だった龍馬が、母の死によってさらに屈折する、
そういう陰影を背負っている、という設定が、
私としては、すごく興味深かったです。

とは言っても、演じているのが福山雅治さんなので、
決して重苦しくはならない、そこもまた、私には面白く感じられました。


龍馬が放つ屈折した光は、
やがて明るい色に染まる時が来るようにもなるのでしょう。
その一方で、対極にいる弥太郎の屈折は、彼の心を覆い尽くしたまま、
どこまでも昏く重く、沈んでしまったままなのかどうか・・
そのあたり、龍馬と弥太郎の対比がどう描かれるのかも、楽しみです。


それにしても・・
香川照之さんは本当にすごいですねぇ!
正岡子規として出演した『坂の上の雲』と同じ時間帯、
時代としても、それほど大きな差のないこの大河ドラマの、
まさに初っ端(しょっぱな)、
岩崎弥太郎としての風情が、第一声が、
当然のようにまったく違ったものとして演じられるのを観た時に、
同じ時間帯だろうが、同じような時代だろうが、またかと言われようが、
どうしても香川照之を使いたい、と思う制作側の気持ちが、
よく分かったような気がしました。


対する龍馬の福山雅治さんはというと、
まだ足が地面にしっかり着いていない、というか、
何となく周囲からちょっと浮いてる感じがするんですが、
逆に、そういうところが、この物語の龍馬には、
すごく合っているように思われました。


二人の子供時代を演じた子たちがまた、
非常に違和感のない、大人たちの風情に似たところがあって、
私のツボに入りまくりでした。
でも、だからと言って、前回のように、
何度も何度もいろんなところで使われる、というのは、
ちょっと勘弁して欲しいですけど。


龍馬と弥太郎の周辺の人たちでは、やはり、
今のところ、武市半平太大森南朋)と以蔵(佐藤健)に惹かれます。
大森さんも、佐藤くんも、いい意味で色が突出していなくて、
周囲に馴染んでいて、面白いなぁ、と。
ただ、ここに、田辺誠一森田剛を入れたらどうだったんだろう、
という妄想消えずw。(@IZO


特に以蔵は、今のところ本当に「普通の人」なので、
それが「狂犬」と言われるようになるまでを、脚本はどう描くのか、
あるいはこのまま普通の人で押しちゃうのか、
そしてそういう以蔵を佐藤くんがどう演じてくれるのか、
大森・半平太がどう関わるのか、そのあたりもすご〜く楽しみです。


人間と人間が、かっこよさもかっこ悪さも含めて、
本気でぶつかり合う・・
時代を背負った男たちの体温が、観ている側にも伝わって来る・・
俳優たちの「熱」が、芝居に過不足なく練り込まれる・・
脚本・福田靖 演出・大友啓史 という顔合わせも、
私としてはすごく惹かれるところです。

NHK大河ドラマ『龍馬伝』主要キャスト発表

NHK大河ドラマ『龍馬伝』主要キャスト発表
来年(2010年)のNHK大河ドラマ龍馬伝』の主要キャストが、
14日、発表になりました。
主人公・坂本龍馬福山雅治さん、
彼にライバル心を抱く岩崎弥太郎香川照之さん、
というのは、知っていたんですが、
他の配役がまた、私好みの、心惹かれる顔ぶれで。


中でも、武市半平太大森南朋さん、岡田以蔵佐藤健くん、
武市の妻・冨に奥貫薫さん、というのは、
いや〜やられちゃったね!という感じ。
この3人観るためだけに、大河を観続けてもいいかな〜なんて・・
大森半平太に向かって、昏(くら)くて一途な視線を注ぐ、
捨て犬・佐藤以蔵が早く観たいよ〜!とか、
・・・すでに、まんまとNHKの策略に乗っかっちゃってますが。w


龍馬を取り巻く女性陣も、
広末涼子さん(平井収二郎の妹・加尾)、
真木よう子さん(龍馬の妻・龍りょう)、
寺島しのぶさん(龍馬の姉・坂本乙女)、
貫地谷しほりさん(千葉道場の娘・佐那さな)・・と、
なかなか魅力的ではありますが、
むしろ、福山・香川・大森さんらを含めた、
武田鉄矢さん、高橋克実さん、大泉洋さん、宮迫博之さん、要潤さん、
ピエール瀧さん・・といった男性陣の顔ぶれに、
大河を、また、大人の男同士がぶつかり合うドラマに引き戻そう、
という意図が感じられるような気がして、
なかなか興味深いなぁ、と思いました。


ここ2年、大河は、わりと若い人たち中心で軽やかだったし、
再来年も女性が主人公と決まっているので、
「大河は大人の男のドラマ」という固定観念が出来上がっちゃってる
私としては、
何となく、気持ちが離れていたんですけどね、大河ドラマから。


制作側としては、
時代劇をやるつもりはない、「幕末という現代」を描きたい、のだとか。
その志(こころざし)やよし! 
来年、どういうドラマが出来上がるのか、楽しみにしたい、と思います。


NHKドラマトピックス『龍馬伝』出演者発表! 


 

『流星の絆』/『ブラッディ・マンデイ』/『チームバチスタの栄光』ミニ感想

流星の絆』/『ブラッディ・マンデイ』/『チームバチスタの栄光』ミニ感想
結局、今クール最後まで観続けるドラマは、この3本になりそう。
それぞれに「面白さ」の質が違うので、興味が持続しています。
今までは、面白そうなドラマだな、と思っても、
仕事の都合や、裏に面白い番組があって途中から観なくなってしまって、
結局、最後まで観続ける、ということがほとんどなかったんだけど、
今回は、観られない時は、ちゃんとDVDに録画して、
しっかり回を追って観てるし。(笑)


チームバチスタの栄光
白鳥(仲村トオル)と田口(伊藤淳史)のバランスがいいですし、
成海(宮川大輔)や氷室(城田優)酒井(鈴木裕樹)ら、
チームのメンバーひとりひとりのキャラの掘り下げ方が自然で、
今のところ、私としては、医療ミスか殺人か、という興味よりも、
むしろ、ヒューマンドラマとしての面白さに惹かれています。
観ていて、何となく自分と相性がいいドラマだなぁ、と思ったんだけど、
脚本が『肩ごしの恋人』の後藤法子さんと知って納得。(笑)


ブラッディ・マンデイ
成宮寛貴(J)は、こういう役はぴったりでうまいと思うんだけど、
残念ながらテロリスト側のメンバーが手薄。
マヤ(吉瀬美智子)はとても魅力的だけど、
Jに寄り添う影のような男がもうひとりいてくれると、
さらに不気味さが増して、
「神」という言葉が浮かずに済むような気がする。
(メンバー手薄ってのは、警察側「THIRD-i」にも言えるんだけど)
神島(嶋田久作)とどう繋がって来るのか、が楽しみ。


久しぶりに観た吉沢悠が、いい味出してます。
エースをねらえ!』の藤堂を思い出してしまった。
他にも、田中哲司中原丈雄松重豊神保悟志ら、
脇役好きな私には嬉しいキャスティング。(笑)
もちろん、主役・三浦春馬は素晴らしい!
             ・・って、それを最初に書かないでどうする!(笑)


流星の絆
原作(東野圭吾)の最初のところをちょこっと読んだだけだけど、
詐欺の手口を劇中劇で面白おかしく見せる、という以外は、
思ったより原作を踏襲してるんだなぁ・・と思いました。(笑)


クドカン脚本は、あいかわらず場面転換が大胆かつスピーディ。
あっちこっち話が飛んで目まぐるしく、
今のところ、3人兄弟(二宮和也錦戸亮・戸田恵理香)に
深く感情移入することが出来ないけれど、
クドカンは、おそらくそのあたりも計算済みで、
あえて、ウエットになりそうな展開を回避してる、という気がします。

こちらとしても、
バタバタな展開の中で哀しい状況を笑い飛ばす、というのは
木更津キャッツアイ』で経験済みなので、違和感はないですし。
うーん、どっぷりと東野ワールドに浸りたい人には、
ちょっと気の毒かもしれないけれど。(笑)

終わったドラマ(ゴンゾウ〜伝説の刑事 他)/始まったドラマ(流星の絆 他)ミニ感想

終わったドラマゴンゾウ〜伝説の刑事 他)/                                  始まったドラマ流星の絆 他)ミニ感想
コード・ブルー』 『ヤスコとケンジ』 『ゴンゾウ〜伝説の刑事』 『流星の絆
ここのところ、けっこうTVドラマを観るようになって来てるので、
その話をちょっと。


前クール、ほとんど欠かさず観たのが、
コード・ブルー』と『ヤスコとケンジ』。
コード・ブルー
脚本が弱い、演じ手が弱い、と感じる時もあったのですが、
何となく最後まで観てしまいました。
若い医師たちの成長にオーバーラップするように、
若い俳優陣(山下智久新垣結衣戸田恵梨香浅利陽介比嘉愛未)が
力をつけて行く過程が見られたような気がしたし、
収束の仕方が良かったように思う。


ヤスコとケンジ
ホントにばかばかしいんだけど(笑)
でも、そのばかばかしさを、
松岡昌宏さん・広末涼子さん・多部未華子さんらが
ノリノリで演じていて、楽しかった。
多部さんは『鹿男あをによし』でもいい味出していたけれど、
今回、さらに惹かれました。


たまに観ていたのがゴンゾウ〜伝説の刑事』
とにかく配役がツボでした。(笑)
内野聖陽さん、高橋一生くん、筒井道隆さん、大塚寧々さん、
内田朝陽さん、矢島健一さん・・・
池脇千鶴さんや加藤虎之介さん、白井晃さん、正名僕蔵さんも出てたし。
ひとつの事件を追ううち、
その事件に関わる人間たちの背景が浮き彫りになって行く、
という連続ドラマの流れとしても、
「この世に愛はあるの?」というモノローグの落ち着きどころとしても、
ちょっと色の変わったドラマが出て来たな、という気がしました。
解かり易(やす)過ぎるドラマが多い中、
あえて難解なテーマに挑戦した姿勢が嬉しかったし、
難しい役だったにもかかわらず、
やっぱりゴンゾウ・内野は魅力的でした。(笑)


流星の絆
今クール、何と言っても一番楽しみにしていました。
木更津キャッツアイ』『タイガー&ドラゴン』と話題作を提供して来た
磯山晶プロデュース×金子文紀監督×宮藤官九郎脚本という
待ちに待ったタッグに加え(しかもジャニーズメンバーが主演だし。笑)
今回は、さらに、東野圭吾氏の原作にクドカンをぶつけて来た、
ということで、興味倍増〜♪ 楽しみにしていました。


で、第1話。
いや〜やられちゃいましたね〜、完全にクドカンドラマだわ。(笑)
たとえどんなに哀しい過去があったとしても、
毎日毎日、どんな時でも、その「過去の記憶」から逃れられない、
ということはない。
両親を殺された兄弟だって、笑いもすれば、食事もする。
そんな日常の「生きる力」みたいなものを、
クドカンは、事件と並列に描いてみせ、
それを、スピーディな金子演出、力のある俳優陣が、見事に活写する。

原作ものでありながら、
役それぞれが、まるで「あて書き」のようにフィットしているのは、
あいかわらずの磯山×クドカンマジックか。


何と言っても、
主人公の兄弟3人(二宮和也錦戸亮戸田恵梨香)がいい。
今後、3人の力関係、というか、バランス、というか、が、
もっともっと深まってくるだろうと思うので、これから先が楽しみ。


事件を追う刑事は、三浦友和さんとバナナマンの設楽統さん。
設楽さんの抜擢、というのはちょっとびっくりしたけど(笑)
ちゃんと馴染んでいて、いい感じでした。
常連の尾美としのりさん、桐谷健太さん、池津祥子さんあたりも、
あいかわらずいい味。


あとは、事件に関係しているらしい柄本明さんや、
ハヤシライスに異常な執着を見せる(笑)要潤さんが、
3人にどう絡んで来るのか。
すでに半分以上出来ているらしい脚本の進行状況を
宮藤官九郎の小部屋の中の引出しの三段目の日記帖」で確認しつつ(笑)
楽しみにしたいと思います。


他に観ているドラマはブラッディ・マンデイ』『チーム・バチスタの栄光
これらについては、いずれ感想を書ける余裕が出来たら書きたい。
ちらっと観たのは『OLにっぽん』『スクラップ・ティーチャー教師再生』
セレブと貧乏太郎』・・チョイスに節操がありません。(笑)
上地雄輔くんは、『セレブ・・』の役の方が合ってる気がするな、
今のところ。
上戸彩さん、ついにキスシーン解禁なんですね。(笑)
あと、他に観てみたいのは『ギラギラ』あたりでしょうか。